夏|
05.05~08.06
【立夏(りっか)】
2024.05.05-
緑が青々と茂り、さわやな風が吹く季節。このころになると、あたりは次第に夏めいてくる。5月5日を端午の節句と呼び、男の子の立身出世を願い、鯉のぼりがたてられる。風になびくたくさんの鯉のぼりを見ながら、心地よい五月晴れを感じてみてはいかがか。
<第19候:立夏:初候>
2024.05.05-
蛙始鳴(かわずはじめてなく)
>蛙が鳴き始めるころ。
【奈良行事】
2024.05.05 薬師寺 万燈会
薬師寺ホームページへ。
<第20候:立夏:次候>
2024.05.10-
蚯蚓出(みみずいずる)
>みみずが地上にはい出るころ。
<第21候:立夏:末候>
2024.05.15-
竹笋生(たけのこしょうず)
>竹の子が生えてくるころ。
【小満(しょうまん)】
2024.05.20-
命が次第に満ち満ちていく季節のこと。草木、花々、獣や人、すべての生き物が日を浴びて輝く。このころになると、きすが旬を迎える。漢字では、「魚」へんに「喜ぶ」と書き、てんぷらの代表格として江戸っ子に愛されてきた魚。
<第22候:小満:初候>
2024.05.20-
蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
>蚕が桑を盛んに食べ始めるころ。
<第23候:小満:次候>
2024.05.26-
紅花栄(ばにばなさかう)
>紅花が盛んに咲くころ。
【奈良行事】
2024.05.15-06.30 おふさ観音 バラまつり
おふさ観音ホームページへ。
【書籍紹介】
京阪奈新書「お寺参りが楽しくなる 奈良百寺巡礼」
<第24候:小満:末候>
2024.05.31-
麦秋至(むぎのときいたる)
>麦が熟し麦秋(ばくしゅう)となるころ。
【芒種(ぼうしゅ)】
2024.06.05-
稲や麦などの穂の出る植物の種を植える季節。芒種の名前は、稲の穂先にある突起を芒(のぎ)と呼ぶことに由来する。田を耕して水を張り、育てた苗を田植えするが、田植え機が登場するまでは、苗を数本の束にして一つ一つ植えていたそう。
【奈良行事】
2024.06.05 漢國神社 鎮華・菖蒲祭(はなしずめ しょうぶさい)
漢國神社ホームページへ。
【書籍紹介】
オススメ書籍「奈良山里の生活図誌」
<第25候:芒種:初候>
2024.06.05-
螳螂生(かまきりしょうず)
>螳螂が生まれ出るころ。
【奈良行事】
2024.06.01-06.30 春日大社境内 子鹿公開
奈良の鹿愛護団体ホームページへ。
<第26候:芒種:次候>
2024.06.10-
腐草為蛍(かれたるくさほたるとなる)
>腐った草の下から蛍が生ずるころ。
【奈良行事】
2024.06.13 弘仁寺 黄金ちまき会式
弘仁寺ホームページへ。
<第27候:芒種:末候>
2024.06.16-
梅子黄(うめのみきなり)
>梅の実が黄ばんで熟すころ。
【夏至(げし)】
2024.06.21-
一年で最も日が長く夜が短いころ。夏至と冬至の夜にろうそくをともすキャンドルナイトの輪が広がっている。夏至の夜には電気を消し、天然の火が揺らめくのを見ながら時間をすごしてみてはいかがか。
<第28候:夏至:初候>
2024.06.21-
乃東枯(なつかれくさかるる)
>夏枯草が枯れるころ。
<第29候:夏至:次候>
2024.06.26-
菖蒲華(あやめはなさく)
>あやめの花が咲くころ。
<第30候:夏至:末候>
2024.07.01-
半夏生(はんげしょうず)
>からすびしゃくが生えるころ。
【小暑(しょうしょ)】
2024.07.06-
梅雨が明けて暑さが日ごとに盛りに近づいてくころのこと。小暑から立秋までの間に、お世話になっている相手や親しい友人への暑さのねぎらいとして送られる便りを、暑中見舞いと呼ぶ。小暑を過ぎても雨の日が続いている場合は、梅雨明けを待って暑中見舞いを出すのが良い。
【奈良の行事】
<第31候:小暑:初候>
2024.07.06-
温風至(あつかぜいたる)
>あたたかい風が吹いてくるころ。
【奈良の行事】
2024.07.07 金峯山寺 蛙飛び行事
金峯山寺ホームページ
2024.07.07 春日大社 夏越大祓式(なごしのおおはらえしき)
春日大社ホームページ
<第32候:小暑:次候>
2024.07.12-
蓮始開(はすはじめてひらく)
>蓮の花が開き始めるころ。
【奈良の行事】
2024.06.15-08.19 奈良西ノ京ロータスロード
奈良市観光協会「奈良・西ノ京ロータスロード」ページ
【書籍紹介】
あをによし文庫「行基の喜光寺1300年」
<第33候:小暑:末候>
2024.07.17-
鷹乃学を習う(たかすなわちたくしゅうす)
>鷹の幼鳥が飛ぶことを覚えるころ。
【大暑(たいしょ)】
2024.07.22-
この大暑の前後には奈良各所のお地蔵さんで地蔵盆が催される。お地蔵さんに飾り付けをして夕方には御詠歌。地域によってさまざまだが、小さな縁日のようなものが開かれることが多い地蔵盆。日頃は誰もが気づかず通り過ぎていたお地蔵さんにも、この日ばかりは少し足を止めて手を合わせてみてはいかが。
<第34候:大暑:初候>
2024.07.22-
桐始花結(きりはじめてはなをむすぶ)
>和桐の実がなり始めるころ。
<第35候:大暑:次候>
2024.07.27-
土潤溽暑(つちうるおいてむしあつし)
>土がしめって蒸し暑くなるころ。
<第36候:大暑:末候>
2024.08.02-
大雨時行る(たいうときどきふる)
>時として大雨が降るころ。