寺宝―ならまち徳融寺 33の物語(語り・阿波谷俊宏 文・寮美千子) 2025.09.17 オススメ書籍 「寺宝」それは物だけではありません。ならまちの古刹・徳融寺には、曼荼羅や仏像など、すばらしい文化財がありますが、ほんとうのお宝は、それらが秘めた「物語」。文化財のみならず、足元の敷石や軒の瓦に至るまで、一つ一つに物語があり、そのすべてが「寺宝」、いや、町の宝、奈良の宝なのです。(中略)生き字引のような学僧・阿波谷俊宏老院からお伺いしたお話ばかりです。他にも絵画や仏像など、まだまだ語り尽くせませんが、老院90歳を期して一冊に。物語を知ると、お寺はまるでテーマパーク。緑ゆたかな境内にたたずめば、きっと、さまざまな時代が目に浮かび、葉ずれの音に遠い時代の人の声や音楽が聞こえてくることでしょう。【「まえがき」(寮 美千子)より抜粋】A5判カラー80頁、並製本、カラー巻カバー978-4-87806-611-5 C0015定価[本体 1500円+税]2025年9月23日発行で立読み後に購入で購入 歌集『大和しうるはし』松森重博著 前の記事