惜春の大地~中村汀女を師とする吉野人の軌跡 宮川美枝子著

山風に花の万朶のもだえをり  岩田まさこ

俳句とは、宇宙の縮図であり、極まりない宇宙の感動を発見して、詠み上げて、共に喜ぶこと。
ここに来て、やっぱり、自然を俳句に託して、私なりの、生かされている喜びを、たどたどしくも、掴んでゆきたいと思っております。(岩田まさこ、本文より)

吉野山の花吹雪は、壮麗な舞である…写生の真髄がこの句を生んだものと敬服する。虚子、爽雨両先生のお言葉通り日々の努力が非凡な句を得られた… (本文より)
 三代目未央主宰 岩垣子鹿

吉野に生まれ、吉野を詠みつづけた俳人、岩田まさこ。この評伝は、その魅力にほれこんだ筆者が愛情こめて書きあげた労作です。
 奈良まほろばソムリエの会 専務理事  鉄田憲男

虫に 鳥に 人に 優しく目をやる心の澄みきった人生を見た
(77歳・俳人)

真摯に詠み続ける生き方に感動しました。俳句はすごい
(47歳・男性)

まさに俳句版「女の一生」
吉野を愛する濃やかさに感動
(76歳・女性)

ISBN978-4-87806-825-6
C0295


新書判228頁、並製本、表紙カラーカバー
定価[本体価格900円+税]

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